ピアノは美しい音を奏でるだけでなく、その外観も重要になります。
1.重要性と効果
グランドピアノのクリーニングは、楽器の寿命と美観に直結します。木部の部品や外装、金属部品を定期的に手入れすることで、ピアノの寿命が延び、美しい外観を維持することができます。また、弦に付いている錆や汚れを落とすことで音質にも影響を与えるため、定期的なクリーニングによりクリアで豊かな音色を出すことができます。
という訳でグランドピアノの簡易クリーニング作業を開始。
まずは現地でチューニングピンの磨きと中の清掃を中心に行います。
2.クリーニングの頻度とタイミング
季節ごとの気温や湿度の変化、使用頻度、置かれている環境などによってピアノのクリーニングの頻度とタイミングは変わります。特に使用頻度の高いピアノ、過乾燥や湿度の高い季節は注意が必要です。
高音多湿によってくすんでしまっているチューニングピン。
艶が無くなっているのため専用の工具で表面を綺麗に仕上げていきます。
3.現地によるクリーニング作業
ピアノのクリーニングをするには適切な道具と場所が必要です。また、DIYクリーニングにおいてはピアノ自体にダメージを与えてしまう場合が多々あるので、その際は専門的なスキルと知識を持っているプロのピアノ調律師に依頼するのが無難です。
クリーニングをする際は必ず剥がれ落ちた金属のゴミに錆等が出るため掃除機で吸いながら金属部品を磨いていきます。
専用の工具で磨いたので艶が出て綺麗になりました✨
この調子で他のセクションのチューニングピンも綺麗にしていきます。
チューニングピンを磨き終えたら今度はフレームにこびり付いている埃等を除去していきます。
隙間に埃が溜まっているので綿棒を使用します。
一見綺麗なフレームでも結構な埃が付いています。
綿棒もすぐ黒くなってしまいましたが、汚れは確実に取れているのでこのまま作業を進めていきます。