前回の続き→ YAMAHA アップライトピアノ U2 鍵盤上面のバフ掛け作業+キーピンの磨き作業

この預かり修理作業も今回のブログで作業は終了となります。

最後のメンテナンス作業はとても大切なのでしっかり調整していきましょう。

ピアノの調整作業は、ピアノの音質や演奏性を向上させるために欠かせない重要なプロセスです。まず、ピアノの調整作業に必要な工具はホームセンターでは取り扱っていない専門の道具と調律師の技術力が必要になります。

気温や湿度の変化による影響

前回組み込んだ鍵盤の再調整。

本体に組み込む前に微調整をしたとはいえ少し時間を置くと湿度のせいで動きの鈍い鍵盤が再度出てきてしまう場合があります。

その際は再調整していきます。

ピアノのアクション調整では、鍵盤のタッチやハンマー間隔の調整が行われ、演奏性を向上させます。さらにピアノのペダル調整では、ペダルの動作や高さ、反応を調整して、演奏時の操作性を最適化します。

ハンマーの間隔合わせや真っすぐ打弦するようにハンマーを調整していきます。 

適切な動作になるよう一本一本確認していきます。

整調が必要な場合、異音や部品の劣化が原因で不具合が発生する可能性があります。これらの問題の原因はさまざまです。メンテナンスを怠ると、ピアノの演奏品質が低下し、ピアノの演奏性能が減少します。

ピアノの整調は、本体の音質を維持し、最高の演奏体験を提供するために欠かせない重要なプロセスです。ピアノが整調が必要なサインを見逃さずに理解することは、演奏品質を向上させるために不可欠。音が不安定だったり、特定の音がずれていたりする場合、または楽譜の音符とピアノの音が合わない場合、整調が必要な可能性があります。整調を怠るとピアノの音質が低下し、思い通りの演奏が難しくなる可能性があります。

本体の調整作業が一通り完了したら調律を行い、全体の音色と鍵盤のタッチを確認。

最後はハンマーの整音を行い、ピアノ全体の音色やバランスを整えます。

ピアノ整調のプロセスは、専門的な技術と専門的なツールを使用して行われます。ピアノの調整の目的は音程を修正し、ピアノ全体の音質を向上させることです。

定期的な整調と調律によって、ピアノの寿命が延び、演奏者がより高いレベルの演奏を楽しむことができます。

整調の兆候を見逃さず、定期的なメンテナンスを行うことで、ピアノを最高の演奏状態に保つことができます。これらの調整作業は、ピアノの状態や使用環境によって異なるため、定期的な調律と調律師のアドバイスを受けることが重要です。

ピアノを最高の状態に保つために、定期的な調整作業を行いましょう。

という訳でYAMAHA アップライトピアノ U2の作業はこれで完了となります。

ご覧くださりありがとうございました🙇‍♂️