納品準備作業
これでヤマハM302の作業も今回で完了となります。
納品前にはピアノ本体の裏拭き、付属品の確認作業を行っていきます。
アップライトピアノの場合、壁側に設置することがほとんどなので、埃が積もっていることが多い。
今回は比較的に埃の量が少しだったので、掃除機で埃を吸ってから拭いていきましょう。
ホコリを全て除去しました。
裏側を掃除する際はこのような状況でないと中々手が出せない場所なので、綺麗に拭き上げていきます。
もし、引っ越しや移動する等のタイミングで裏を掃除する際はタオルや雑巾で拭くのがベストです。
ウェットティッシュ等を使うと木材に引っ掛かり取れなくなってしまうことがあるので要注意です。
これで裏の掃除は終わったので、次はパネルを組み込んでいきます。
外装クリーニングを施したことで、工房に搬入された時と比べると綺麗になりました。
あとは埃が被らないようにカバーを掛けて出庫するまで保管します。
本体の納品準備作業は一先ず完了。
次は付属品の確認作業に入ります。
ピアノの機種や設置する場所によって必要な付属品は変わります。
床暖房が施工されている家に納品する際は断熱ボードを、地下や海沿いに納品する際は乾燥材等を準備しなくてはいけません。
今回は床暖房が無い場所に設置するため搬入時にピアノと一緒に来た付属品を綺麗にしていきます。
特にお客様から椅子の部分で塗装が剥げた部分があるとお聞きしているので早速確認。
確かに若干色が剥げて白くなっている円のような部分がある。
どうやら水滴が付いたコップを椅子に置いたそうな。
折角ピアノ本体が綺麗になっているので椅子も綺麗に仕上げましょう。
再塗装を施し、剥げて白くなった部分を綺麗に仕上げました。
これバッチリですね✨
あとは運送屋さんがピアノを弾き取りに来るまで待機。
⇚はピアノの搬入出時の画像。
M302のピアノが出るのと同時に新しいピアノが来ました。
この黒いピアノも修理していきます。
後日、無事ピアノが納品。
ピカピカになったピアノを見てお客様も喜んでいただけました✨
最後にピアノを移動したので、調律を開始。
これでM302のクリーニング作業は完了。
あっという間でしたね。
ピアノは心を癒し、感動を与える素晴らしい楽器です。
そんなピアノをクリーニング/修理のみならず、定期的なピアノ調律とメンテナンスをすることで最適な状態を維持し、美しい音楽体験を実現することができます。
ピアノのクリーニング修理はその魅力を最大限に引き出すために欠かせない作業。
音楽を愛する方々にとって定期的なメンテナンスを行うことが、素晴らしい音楽体験を実現する鍵となります。
という訳でヤマハ M302のクリーニング修理はここまで。
次回は違う作業をします!
それでは、また👋
Xでも作業風景を投稿しております♫
本日は5月中にクリーニング修理したヤマハM302の納入調律🎹
— ピアノリペア工房 (@pianorepairkobo) June 12, 2024
やはり木目ピアノは良いですね。素敵なお部屋にとってもマッチしていました✨
これからは思う存分ピアノライフを楽しんでいただけたら嬉しいです🎶
本日はありがとうございました🙇 pic.twitter.com/dnWeU6SvDe