本体の金属磨きが終わったので外装の磨き作業に入ります。
外装を研磨すると削れた塗膜が粉となって出るため本体にカバーを掛けて粉や埃が被らないように準備します。
今回のピアノには消音装置が付いている。
装置を取っておかないと磨くことが出来ない部分が出てくるため取り外しが可能な所は取り外していきます。
低音側の外装部分。
お客様が緩衝材を貼っていたらしく、粘着テープの跡が残っている。
このまま磨こうとすると上手く磨くことが出来ないので、外装を磨く前には余分な物が付いてないか確認しなくてはいけません。
外装の確認が完了したら磨き作業を開始。先に本体を磨いて他のパネルは後で磨いていきます。
磨き作業はピアノの塗面状態と使われている塗料によって作業時間が変わります。
今回は比較的新しめのピアノだったのでラッカー塗料とポリエステル塗料が使われていました。
研磨をしたことで表面の傷と汚れを除去するこが出来ました。
本来の艶が出て綺麗になりましたね。
この調子で他の部分も研磨していきます。
棚板を支える両足部分。
長年使用していると擦り傷が結構着いてしまうのは仕方ありません。
この部分も綺麗に研磨していきます。
本体の外装磨き が完了。擦り傷が綺麗に無くなりました。
本体の磨き作業は終わったのでピアノを起き上がらせます…がその前にペダルを組み上げなくては起き上がらせることが出来ないので、ペダルの外装部分を磨いていきます。
外装表面だけでなく、フェルトも消耗していますね。外装は綺麗に磨いてフェルトは新しく交換しましょう。
表面を磨き上げて新しいクロスにも交換したので綺麗になりました✨
あとは本体に取り付けるため磨いておいたペダルを組み上げて本体に取り付けます。
ペダルの組み上げが完了しました。これで本体外装の磨き作業は完了です。
それでは、他のパネルも磨いていきましょう。
AT-14のペダルを磨いている作業風景をインスタグラムに載せております↓