クリーニング 前編

ピアノを寝かしたので、今度は本体内部のクリーニング作業を開始。

内部に溜まったホコリは勿論、弦のサビも除去していきます。

特にホコリがピアノに与える影響は大きく、鍵盤や弦に積もったホコリは後々、演奏時の妨げとなり、音質の低下を招く場合があります。

赤い丸部分が黒ずんでいるのが分かりますね。

このままにしておくと黒ずんでいるところが徐々に広がって断線する恐れがあります。

という訳で早速サビを除去していきました。

押し付けて磨くと弦に負荷が掛かるので優しく磨いていく👍

…という訳で表面のサビが無くなり、美観を取り戻すのに成功。

綺麗になりました✨

ピアノ本体内部の清掃作業が終わったら今度は外装の修理作業。

なんと下の外装部分の接着剥がれが起きていた。

お客様もあまり見ない部分だったためか現状をお伝えしたら驚いておりました。

勿論、修理することに🎵

一見綺麗に見える外装でも昔のピアノの場合はこのような接着剥がれが起きていることが多い。

木材の膨張と収縮が何回もあるとこのような接着剥がれが起きてしまいます。

触ると隙間が出ていますね💦

この部分を直さないと徐々に接着剝がれが広がって最悪、外装が剥がれ落ちてしまう可能性がある。

このままではいけないため隙間に強力な接着剤を塗りこんで圧着。

一先ず、これで安心ですね。

という訳で、今回は普段あまりしない外装の修理作業がありましたね。

大なり小なり、10~40年経っているピアノは必ず、部品の劣化や接着剤の剥がれ、金属等のサビは多く起きてるもの。

また、ピアノの使用頻度や設置していた環境によっては今回みたいな修理作業が急遽加わることがあります。

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