知る人ぞ知る名器。
ディアパソンピアノのスタンダードモデルがクリーニング修理のため工房に到着。

運送時に外装に傷が付かないよう、カバーを掛けていただうあた状態で搬入中…
ディアパソンは、戦後日本で「日本でヨーロッパ製のピアノに負けない理想的なピアノを」という高い目標を掲げて作られたピアノ。

126cmの中型モデルで、ディアパソン独特の重低音に高音は華やかで全体的に良く鳴るピアノ
1975~1976年頃に製造されたアップライトピアノ🎹
今から50年前に製造されたピアノですね。
今回は元々新潟に置いていたピアノを引っ越しのため新居へ移動ついでで、メンテンナンスをすることに…長年置いてあるピアノというのは必ず埃やゴミ、内部機構の動作不良が発生していますからね。
この機会にメンテンナンス/修理するのがベスト👍
それでは早速、クリーニング作業を開始しまーす。
内部の掃除作業
クリーニングの最初の作業はまず内部の掃除から。

本体の外装を磨く際は必ずピアノを寝かさなくてはいけません。
内部の埃をそのままにしとくと埃が舞ってしまうので、外装と鍵盤を外していきます。

案の定、内部には溜まりに溜まった埃がありますね。
灰色の物体は全て埃。
このままにしとくと衣類や布を食べる「カツオブシムシ」と呼ばれる虫が湧いて内部機構にある部品を破損させる危険性があるので…

綺麗さっぱりに溜まった埃を無くしていきます。
内部の掃除がある程度完了したら早速本体を寝かしていきましょー👍

あまり見かけない状態にはなりますが、隅々まで確認をする際は基本的にピアノを寝かすのがほとんど。
ペダルが付いている板[底板]を取るにも寝かしてあったほうが取りやすいし、車輪周りもクリーニングすることが可能になります。

年数が経って錆てしまい表面が茶色く変色しているキャスター
下回りは必ずゴミやサビが発生していることが多々あります。
車輪周りにも埃が付着し、汚れも目立つので…

キャスターの周りを掃除をし、美観えを整える✨
最初と比べればこちらの方が良いですね。
この調子で内部/外部のクリーニング作業を進めていきます。
SNSでも作業風景を投稿しております♪
ディアパソンピアノのクリーニング作業を開始🎵
— ピアノリペア工房 (@pianorepairkobo) October 2, 2024
昨日の夕方、修理のため工房に到着しました。
以前、修理したディアパソンは126-S型でしたが、今回は126-M型を修理していきます✨ pic.twitter.com/SXNqwRPnYd