フレームの再塗装が完了したので、次は本体の内側塗装を開始。

塗料の経年劣化で所々ヒビが入っていたので、再塗装していく。

既存の塗料に新しい塗料を直接吹きかけると塗料通しの相性が合わない場合がある。

一度、既存の塗料を出来るだけ剥がしたら、下地を塗り…

新しい塗料を塗っていく。

ヒビが入ってボロボロになっていた塗面も綺麗になりました。

本体の内側の塗装作業はフレームがない状態の方がやりやすい。

内側の塗装作業がし終わったらフレームを本体に組み込むため

再びクレーンでフレームを持ち上げていきます。

できるだけ新しい塗料に傷がつかないよう慎重に。

フレームが無事組み込み終わったら次は張弦作業をするため下準備を開始。

必要な部品をフレームに打ち込んでいきます。

張弦作業はアップライトピアノ/グランドピアノに張られているピアノ弦を新しい弦に交換し、正しい位置・張力で張り直す作業のことを指します。

単に弦を張るだけではなく、

  • 弦の太さ・材質の選定
  • ベアリングポイントへの正確な当て方
  • チューニングピンへの適切な巻き方
  • 張力バランスの管理

といった、音・耐久性・安定性を左右する重要な工程を含みます。

張弦はピアノの音の土台を作り直す作業と言っても過言ではありません。

1本の弦に約80㎏の力が掛かっており、総張力は約20トンにも及びます。

この強大な張力をフレームで支え、響板へ適切に伝えることで、豊かな音が生まれます。

一本づつ丁寧に。

張弦が必要になる主な理由は、今回のように弦の金属疲労による断線やサビ、音の伸びの悪化、頻繁な音程の狂いなどです。

特に製造から30~60年以上経過したピアノでは、外見に問題がなくても内部が劣化しているケースが多く、調律だけでは音が安定しないことがあります。

張弦作業は、音を「直す」のではなく「再構築する」修理です。

音色の若返りや演奏性の向上を求める演奏者にとって、非常に効果の高いメンテナンスともいえるでしょう。

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