内部機構の修理作業【後編】

バネの全交換作業が終わったので、修理するピアノの定番の作業「フレンジコードの交換作業」を行います。

前回交換したバネと同様、ハンマーが弦を打弦した後に手前へ戻るのをサポートする役割をもっている「フレンジコード」

経年劣化で茶色く変色し、少し摘まんで動かすとすぐ千切れてしまう💦

一目見ると問題は無さそうですが、50年以上経っている場合、金属部品と同じく劣化摩耗しているのがほとんど。

そのまま使用すると千切れてしまい、動作不良の原因になる。

ここの部品は10数年空きのピアノ修理をする際は必ずと言って良いほど行う部分。

普通の演奏を楽しみたいとなれば、優先的に内部機構の部品を交換せざるを得ない。

新品に交換した「フレンジコード」

既存の状態と比べると美観もさながら、コードそのものも少し太めの物に交換しました。

これで千切れる心配はありません。

本来であれば「フレンジコード」同様のサポート部品、「ブライドルテープ」も投稿したかったですが画像を取り忘れたので割愛😢

同じく劣化していたので新品に交換しました。

さて、ある程度の部品交換が終わったら細部の部品を綺麗にしていきます。

画像はアクションの裏側。

ちなみに画像に写っているスプーンみたいなのは「ダンパースプーン」と言って音を止めるための「ダンパー」を持ち上げるための部品となります。

ピアノは鍵盤を押し下げるとテコの原理でダンパーが開放され、音が出るしくみになっています。

この「ダンパースプーン」がないと音が開放されないのでとても重要な部品。

とはいえ、表面を見ると錆が付着して茶色になっていますね。

稀にサビやカビが原因で雑音等が出てしまうことがあるので、表面を磨いて掃除していきます。

綺麗になりましたね✨

通常の修理作業や調律時は裏側の部分を細かく確認することはあまり無いので、この機会に全て綺麗に仕上げていきます。

内部機構の部品交換作業が一通り終わったら、分解した部品をもう一度組み上げてカバーを掛ける。

適切な場所に保管しなかったり、カバーを掛けずにしていると部品が破損したりホコリまみれになってしまいますからね。

大切に保管していきます👍

ということで、内部機構の修理作業は完了。

次回は本体の作業を開始します。

次回からは長丁場になりそうかも?

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