オーバーホール作業のブログも4回目の投稿となりますね。
前回の作業でフレームの錆取りが終わったのでピアノ本体に取り付けていきます。
弦を張る前は下準備が必要なため前編と後編と分けていきます👍
張弦準備(前編)
再びクレーンで釣り上げられるフレーム。
外した時と同じ要領でフレームに紐を巻いて本体に組み込んでいきます。
その際に気を付けることはフレームが納まる際に本体に傷が付かないよう段ボール等を用意します。
フレームを上げたらゆっくり…ゆっくり…フレームを本体に…
組み込んでいきます👍
これでひと段落つきましたね。
次はフレームをちゃんと固定させるためにネジを取り付けていきます。
元々付いていたフレームのネジ。
経年劣化の影響で表面がくすんでいますね💦
折角フレームを綺麗にしたのだからネジも綺麗に磨いて艶を出していきます。
といううことで磨いて綺麗になったネジ達
最初と比べると全然違いますね。
やはりこれぐらい綺麗でないと✨
ネジも綺麗になったら早速取り付け開始!!
やはり艶が出てると見栄えが違いますね。
とても綺麗です✨
勿論、ネジを取り付けたら最後の弦圧調整を開始します。
本当にこの弦圧で良いのか?
それともやり直した方が良いか?
確認しなくてはいけません。
確認もせずに弦を張ったら弦圧が足らない!!…なんてこともたまにありますからね💦
それに弦を張ったらやり直しはできないので、慎重に確認しなくてはいけません。
…が、今回のヤマハG2Aは理想的な弦圧値でしたので、このまま張弦準備に取り掛かります。
弦の下に敷く弦枕。
この部品もこのオーバーホール時でないと綺麗にすることが出来ない部品でもあります。
物凄い張力によって赤いクロス部分に弦の跡がくっきり付いてしまっています。
ここの部分もチューニングピンや弦と同じく手前にある部品のため美観に関係する部品でもあります。早速、新しいクロスに交換していきましょう。
そんな訳で新品になったクロス。
上が新品で下が既存のクロスとなります。
下の方は色も黒ずんでしまって汚く見えちゃいますが、交換することでとそのイメージも払拭することが出来る。
見た目が綺麗なほうが演奏者のモチベーションに影響を与えるためオーバーホール作業時には必須な交換作業でもあります👍
Xでも作業風景を投稿しております♪
おはようございます☀
— ピアノリペア工房 (@pianorepairkobo) June 26, 2024
朝一から綺麗にしたピアノのフレームを早速、本体へ納め中🏗️
サビ付いて汚れたフレーム専用のネジを綺麗にして取り付けていきます🛠️ pic.twitter.com/dJJzrq6L0k