ヤマハピアノ LU101 クリーニング修理
クリーニング修理をするため船橋市からグランドピアノと町田市からヤマハのアップライトピアノLU-101というコンパクトなピアノが一台ずつ工房に到着。
今回はアップライトピアノをメインとしてブログを更新していきます。グランドピアノは後々ですね😊
お客様からはクリーニング修理費用を大体110,000円ぐらいで修理して欲しいというご相談を受けたので、出来るだけその範囲内で修理することになりました。
標準サイズのピアノで高さは大体121cm、幅が150cm程度、奥行60~65cmです。
見た感じとてもコンパクトなピアノ🎹
とはいえコンパクトサイズのピアノの場合は下に車輪(キャスター)が付いてないため専用の台車に載せて本体を移動します。
改めて見ると本当に小さいですね。
高さ108cm、間口148cm、奥行54cm。
製造されたのは約40年前。1983年製ですね。
とってもコンパクトなピアノです🎵
スッキリとしたデザインと共に優しい色合いの木目調の外装で、フローリングなどのお部屋に馴染んでくれる小型のピアノ。音色は特有のキラキラした可愛らしい音です。
コンパクトサイズのピアノは響きが「キャンキャン」したり「キンキン」しがちなのですが、このピアノはちょっと優しめな響きでした。
手が加えられていない、言い換えると定期メンテンナンスがされていないピアノの場合は弾けなくなっていたり、音が物凄くずれている場合があるのですが、このピアノはそこまでの状態ではなかったので、本体に入ってある記録カードを見ると…
大体、2007年までは年に一回のペースで定期メンテナンスをしていることが分かりました。
約17年前の年数が空いているとはいえ、前にこのピアノをお持ちだった人が小まめに定期メンテナンスをしていたおかげで、この状態で済んでいるということ。
良いですね✨
ちなみにペダルは2本。
真ん中のマフラーペダル(弱音ペダル)がありません。
それじゃあ弱音出来ないのかと思いきや、天屋根を開けると手動式の弱音装置があるという、ちょっと他には無い仕様のピアノとなっています。
ちなみにマフラーペダルは演奏方法として必要なのではなく、国内の住宅環境(マンション等や集合住宅が多いこと)を考慮して作成されたものなので、音の問題を気にせずピアノを弾ける環境なら2本ペダルでも何ら問題はありません。
それでは、どこからどこまで修理すれば良いか早速。中を拝見していきます🔍
Xでも作業風景を投稿しております♪
雨ですね〜☂️
— ピアノリペア工房 (@pianorepairkobo) June 18, 2024
そんな中、クリーニングと修理をするピアノ達を運送屋さんが運んできてくれました。
ヤマハのlu101とG2🎹
作業を始める前に状態確認をしていきます🎶 pic.twitter.com/xKn3TWEBYy