カワイのアップライトピアノのアクション。
コンパクトピアノのためサイズは少し小さめですね。まず、修理を行うためにアクションの状態を確認していきます。

所々経年劣化で傷んでいるところがありました。
部品が変色していたり、錆で動きが悪く雑音が出ている部分がある。

アクションを分解中。
一つ一つ部品を取り外す際にどこに問題があるか確認していきます。

ハンマーが弦を打った際に次の打鍵に備えて元の位置に戻るためにサポートする「ブライドルテープ」。

経年劣化で色が変色し、布部分が硬くなっているので交換していきます。

劣化で茶色くなっているフレンジコード。この部分も「ブライドルテープ」と同様にハンマーが弦を打った際に次の打鍵に備えて元の位置に戻るためにサポートする部品。

このまま放置しておくと切れてしまうので新しいのに交換します。

新しいフレンジコード。
美観も良くなり、切れる心配はなくなりました。

フレンジコードとブライドルテープの交換が終わったので、組み上げる前にハンマーの整形(ファイリング)を行います。

弦の溝が付いてるので羊毛(フェルト)を削って溝を無くし、形を整えていきます。

整形作業が終わったらハンマーをアクションに組み込んでいきます。
組み終わったら本体の調整作業に移ります。

AT-14のアクション修理動画もインスタグラムに載せております↓