前回の作業の続きとなります👍アクションや鍵盤を取り外し、どれぐらいの被害が受けているか確認しなければなりません。とりあえずアクションを取ろうとした矢先、ダンパーフェルトが弦に引っ付いて取れてしまいました💦

改めて中のほうを確認してみるとゴキブリの卵が弦に引っ付いていたり、さらには駒の上に乗っていたり、フレームの上に乗っていたり、しかもダンパーフェルトの中に卵が埋め込まれていたりとすごいことになっておりました😮

あまり見ない光景です💦

まさか弦の裏側にまで付いているとは…しかもゴキブリの卵は中々取ろうにも取れず、接着剤を付けていると言わんばかりに取れない😂

しかも、無理やり取ろうとすると粉々になるため、余計に飛び散った卵の欠片を掃除しなくてはいけないので時間が掛かってしまう。

本当に厄介な存在です🤣

特にこの状態でピアノを弾こうとすると異音が多く出てしまい、まともにピアノを弾くことが出来ません。

打鍵すれば卵と弦が共振して異音を発し、ダンパーフェルトに埋め込まれている卵と弦がぶつかって異音を発します。

あまり良いとは言えない状態です。

なくなっているフェルトには元々卵が張り付いていたので除去しました。

ここの取り外したフェルトは新しくフェルトを貼り付けなくてはいけませんが、今はどれくらい被害が出ているか確認するための作業なので交換作業は後で行います🛠️

さて、本体にこれだけの量が付いているという事はアクションにはどれだけついているでしょうか?

・・・・・・

見なかったことにしましょう

はい、そういう訳にもいきません。勿論作業は致します。

というよりも量がすごいですね💦

ハンマーがある分、陰になっていて分かりませんでしたが、分解を進めるたびに徐々に露になっていくゴキブリの卵達。

虫が大嫌いな人にとっては拷問級でしょう💦

だからといってこの卵等を見るのが平気かといえばそうでもありません😣

前の投稿に記述した『糞をまき散らして仲間を呼び込む』と書いた通り結構な臭いがします。

基本的にこのような状態になっているピアノの本体内部は除菌し、部品は交換出来るところはするようにしております。

ゴキブリの糞尿は病気を媒介したりすることもあるので、必ず使い捨て手袋と使い捨ての布、大量のアルコール除菌スプレー(液でも可)、それとマスクは必須です🧯

鍵盤に関係してるクロスや金属等は特に被害が出る部分でもあり、糞尿まみれのクロスは湿っていて臭いがきつく、金属は糞尿により錆がこびり付いて除菌し磨いても取れません。

鍵盤の軸になるキーピンはこの状態では使えないので、新しく交換することになりますね。

とりあえず、アクションに付いている卵の除去作業を開始します🧯

すっきりしました👍

ようやくこれで除去作業は終わりだと思い、裏のほうを見てみると…

・・・・・・・・・・・・・・・長い戦いになりそうです🤣