鍵盤の清掃作業
今回は鍵盤に付着している汚れを取り除く作業を行います。
綺麗に見えますが表面を良く見るとシミのようなものが付いていますね。
画像では汚れているのが分かりますが、触ると物凄くべた付いています💦
鍵盤表面に油と汚れが付着してるのが原因。
この状態で演奏しようとすると感触が良くないので、鍵盤を綺麗にしていきます。
綺麗にするには4つほど方法があるので紹介していきます。
鍵盤清掃4選
今回のように汚れがこびり付いている際は
- かたく絞ったタオルや雑巾、布で鍵盤を水拭きをする
- 希釈した台所用の中性洗剤を使用する
- 専用のキークリーンを使用する
- ピアノ調律師に鍵盤を引き取って貰い、鍵盤を磨いて貰う
というのが基本ですね。
スタンダードな①番に関しては特にぬるま湯のお湯だとなお良し👍
最後は乾いた布やタオルで乾拭きすると綺麗になりますが、たまに汚れが落ちない場合があります。
その際は②番の台所用の中性洗剤で拭くのも一つの解決策です。
中性洗剤を使う場合は原液のまま使用するのではなく、水で希釈した溶液でタオルや布をかたく絞ってから鍵盤を拭いて、別の水で固く絞ったタオル等で洗剤分を拭きとり、乾いた布やタオルで乾拭きすると綺麗になります。
それでも綺麗にならない、汚れが落ちない場合は③番の専用のキークリーンを使用して拭いていくか
もしくは④番のお抱えのピアノ調律師に鍵盤を引き取って貰い、鍵盤を磨いて貰うかの4つとなります。
確実に綺麗になるのはピアノ調律師に引き取って貰うのが一番綺麗になります。汚れだけでなく、鍵盤表面に付いた傷も無くすことができるので、予算と相談してするかしないか決めるのが一番ですね。
それとよく「アルコール」のほうが消毒して綺麗になるのではないか?と疑問に思う方もいますがオススメしません。
確かに消毒といえば「アルコール」を思い浮かべますが、「アルコール」で拭きあげると化学反応が起きて鍵盤表面が変色し、ヒビが入ったり、割れたりしてしまいします。
なによりヒビの入った鍵盤は凹凸が激しくなるし、見た目も悪くなり、指にもひっかかるようになってしまいます。
割れてしまったら鍵盤そのものを貼替えなければならなくなってしまうため「アルコール」で拭くのは基本厳禁となります。
特にコロナが蔓延してた際は一番ひどかったですね…
とりあえず、今回はスタンダードな①番の方法で鍵盤を綺麗にしていきます。
シミが無くなったことでべた付いていた感触が無くなりました。
勿論、鍵盤を拭く際は鍵盤の手前側や黒鍵の横側も忘れずに拭いていきます。