ピアノ調律と巻き線の断線修理。金属疲労によって起こるこの現象は年数が経っているピアノによく起こる不具合です。時間が経つにつれ弦そのものの耐久力が落ちて、弦が切れてしまい適切な音量と音色が出なくなってしまう状態になります。

現地で弦の張り替え作業を行う際は事前に新しい巻線をピアノ専門の部品屋さんに注文しておきます。ピアノはメーカーによって巻き線の寸法が違うので出来るだけオリジナルの巻き線を回収し、部品屋さんに同じ寸法の巻き線を巻いてもらうよう依頼を出します。

弦張の作業が終わりました。所要時間は20分~30分の作業で収まりました。後はピアノの調律をしていきますが、新しい弦はすぐ音が狂うので日を改めて何度か音上げをしに来なくてはいけません。その作業を行わないと音が安定しなくなるためどうしても必要な作業でもあります。