ピアノの調律をするために中の状況を確認したらハンマーが左右にブレるという不具合が発生しておりました。これは軸になる「センターピン」と呼ばれる部品が緩んでしまうことで起きる現状です。
一度、不具合が起こっている部分を外して診て見ましょう。
案の定、「センターピン」が飛び出てしまっています。
この状態で打鍵すると上の動画のように左右にブレて動き、隣のハンマーに当たったり、異音や音量に影響を及ぼしてしまいます。
ここの部分は「センターピン」を新しく交換することで真っすぐ動くようになるので早速交換し、取り付けて動作確認します。
真っすぐハンマーが動いていますね、これで作業は完了となります👍
ピアノの部品には木材とクロスが使われているので、今回の原因としては気温の変化や湿度の変化でクロスが膨張、収縮を繰り返して起きたのだと思われます。
ここの部分は調律師でないと修理することは難しいため、何か不具合が起きた場合はお気軽にご相談ください。