ピアノ調律・定期メンテナンス
ピアノは使用頻度が多いほど部品が摩耗していきます。また、時間の経過や環境の影響により、音程や部品が変化していきます。美しい音色と弾きやすいタッチを持続するには、最低でも年に1回の調律をオススメいたします。調律時に行うのはお時間の関係もあり、必要なポイントだけを押さえた整調・整音作業になります。
※ピアノの状態にもよりますが、当日は約1時間30分程度のお時間をいただければ幸いです。
※ピアノの状態、年式によってはチューニングピンのトルク量(音を保持する力)がない場合があります。その際はお客様にご説明致します。
・作業工程 ① 内部の掃除
まずピアノの状態を確認し、外装を外します。
鍵盤の上下、アクション内部は埃やゴミなどが溜まりやすいためダニやノミ等の虫が好む環境になり、内部の部品を破損させる場合があります。
ピアノの調律を行う前に掃除をします。
・作業工程 ② 調律
「割振り」と呼ばれる調律の土台となる音を作り。200本以上のチューニングピンを一つづつ回して音をまとめていきます。
ピアノは全てが同じという訳ではなく、一つ一つに個体差があるため最適な場所にチューニングピンを固定していきます。
・作業工程 ③ 整調
動作不調の主な原因は内部の不具合からきます。
音の2度打ちや鍵盤が下がったまま戻らない。不十分な動作がある場合はピアノ全体がスムーズに動くよう状況に応じ、部品の交換、修理、全体のバランスが整うための調整を行います。
・作業工程 ④ 整音・動作確認
一音一音、音の響きを確認し全体的に音がまとまっているか、部品が正常に動作しているか確認をしていきます。
・作業工程 ⑤ パネル組み
最終確認をしパネルを組み上げます。
これで作業は終了となります。
※年数空きの場合、調律をしていないピアノは状態が悪くなっている場合があるため、調律を行う前に修理等の追加作業が必要になる場合があります。そのため状況によっては料金、作業時間、アフターケア等が変わりますのでご了承ください。例として年数空きの調律料金は以下の表となります。